野池先生の手刻み的温熱勉強会 vol.1

2026年2月10日
手刻み同好会の相談役であり、日本の住宅実務にパッシブデザインを広めてこられた野池政宏先生を講師にお迎えし、「温熱おさまり勉強会①」を開催しました。

今回のテーマは、温熱の“そもそも”を学ぶ基礎編。温熱環境を考えるうえで欠かせない原理や、実務に直結する判断ポイントを、野池先生ならではの視点でわかりやすく解説いただきました。
■ 講義内容(一部抜粋)
住宅に求められる温熱環境とは
小さなエネルギーで快適性を高める方法
結露の仕組みと原因から考える対策
熱は高いところから低いところへ移動する
夏は“窓の外”で日射を止めることの重要性
表面積を増やす理由とその効果
知っているようで曖昧になりがちな基礎を、“なぜそうなるのか”から丁寧に紐解く内容に、参加者の皆さんも深く頷きながら聞き入っていました。
そして
「しっかり閉じて、上手く開く」 という視点。
高断熱化が進む中で、“開く価値”を忘れた家が増えていること。
日射遮蔽が適切にできれば、窓を開くことを怖がらなくていいこと。
日本の住まいの本来の豊かさを取り戻すための、とても大切な考え方を共有いただきました。
パッシブデザインを日本の実務に広めてこられた第一人者である野池先生。
その定義は、
「建物に、室内環境(温熱環境・光環境)を向上させる力を与える設計」なのだと。
シンプルで本質的な言葉が、そこそこわかったつもりでいた方にも。これから学ぶ方にも、非常にわかりやすかったと好評でした。

講義のあとは、協賛企業であるイケダコーポレーション様より、自然素材断熱材「シュタイコ」のご紹介もいただきました。素材の特徴や施工のポイントなど、実務者にとって有益な情報が多く、活発な質疑応答が行われました。

懇親会では、講義内容の振り返りや現場での悩み、これからの家づくりについて、参加者同士が立場を越えて語り合うとても有意義な時間となりました。学びと交流の両面で、充実した一日となりました。
次回の温熱おさまり勉強会②は、さらに実務に踏み込んだ内 容になるそうです。
どうぞお楽しみに。
